誰も知らないサーカス

三十路SEが感情のごみ箱として使用します

フジロック 2017 初体験&感想

夏フェスなんて興味が無かったのだが、彼女の影響で去年ラブシャに行き、予想以上にとてもよかった。なぜフェスが良いのかは上手く言えない。だって音楽だけなら自宅のスピーカーでPVやライブ映像を流せば落ち着いた環境で見れる。けどそれは孤独であるし特別感は無いからだろうか。とにかくフェスの現場感、特別感はすさまじく終わってみればとても楽しかった、という思いでしかない。そんな訳でフェス歴一年目の夏がスタートした。

 

さてフジロック2017(土曜日)に参加してきた。一日だけの参加だったが、例えるならデズニーランドの3倍疲れた、という感じ。朝5時に東京から出発したが、いきなり車のエンジンがかからない、というトラブルになった。とりあえず近くのコンビニまで車を押してもらい、最寄のガソリンスタンドに電話をする。運よく出張で現場まで3000円で来てくれることになり、直結でエンジンはかかった。しかし、5分ハザードを出していただけでエンジンかからないのは、この先絶対ヤバいだろう、と思いバッテリーを交換したもらうことに(出張費合わせ15000円なり)この時点で普通なら落ち込むが5人いるしこれからフェスという状況によりみんなテンションがおかしい、ずっと笑ってた。

さて、苗場までは渋滞も無く3時間半で到着、だか会場より30分離れた場所に駐車場があり、バスで会場まで移動になった。行きはバスが5分置きに来るのでいいのだが、帰りは大変なことになる。さておき、会場に到着。でもそこから入場ゲートまでに15分ほど歩く。途中にはエントランスフリーのライブ会場やらよく分からないスペースなど非日常感に溢れる。やっと入場ゲート到着、手荷物検査をするのだが、チェックした時間1秒、助かります。そこから最寄のステージまでまた20分ほど歩く。とにかくステージがでかい、その上遠くからでもさえぎるもの無く見れる。前のほうで騒ぐのでもいいし、後ろのほうで椅子に座りながらゆっくり見るのもよし。

まず色んなラジオやら雑誌やらでフジロックをやたら持ち上げる特集やらあるが、それらはあまり当てにならない。例えばご飯の特集だったらそうそうに売り切れてしまうこともあるし、実際そうでも無いというケースが多い気がする。ただめちゃくちゃ広い会場は端から端までは歩いて一時間かかるんだけど、ただ移動するだけではなく、途中にオブジェクトがあったり装飾があったりして、とにかく飽きさせないようにしようという意思をすごく感じ、実際に歩いているだけでも面白かった。

一日では絶対に全部を味わえないし、三日間でも網羅するのも無理なので、また来たいと思わせるようボリュームをあえて一杯にして、満足しきらないようにしているんだろう。うまいと思う。

日本製デズニーランドのようだった。スケールのでかさに圧倒し、自然の中にこれだけの規模を音楽という娯楽のためにこんなことをしてしまう人間の凄さを感じる。しかし、雨の前で人間ではなにも出来ずただずぶ濡れになるしかない。自然と人間の偉大さを感じ、よく分からないけど「スゲー」という感じ。

フジロックなんて一回も行ったことが無い人のほうが多いだろうけど、一回は怖いもの見たさで行ってみるのもありだと思う。けど以下のことを注意してください

 

* 山登りです

フジロックという名の山に登る、というのはまさに。

足場はぐちゃぐちゃなので、スニーカーも厳しい。登山用のブーツがベスト

* 雨降ります

大体雨が降るので雨具必須なんだが、着替えやバスタオルもあると尚よし!

 

* 女の子一人はちょっと厳しいかも

全体的にマナーの良い、というより年齢層が高めなので落ち着いている人も多いが

外国人も多く、混んでるステージでは人を跳ね除ける輩もいるので

運悪くアタックされてしまったり怪我をすると一人は厳しいかも

男ならありだけど、体力は付けたほうが○

* タイムスケジュールは余裕を持つ

会場から会場までがとにかく遠い、隣のステージに移動でも20分かかるので

タイムテーブルを見て、ステージが遠いなら前乗りしないと厳しい

* 温度差激しいので準備は万全に

雨が降るととにかく寒いので、カイロや防寒着は大事

クーラーボックスはほぼ使わなかったけど、暑い日にはいいかも

 

山登り、アウトドア、音楽 この三つが好きな人は絶対楽しいはず

音楽だけ好きな人は一日2万円と安くないので、熟考してください