誰も知らないサーカス

三十路SEが感情のごみ箱として使用します

悪口を言わない、という自分の信条

 自分は人の悪口を言いません

すいません、嘘を付きました。

なるべく言わないようにしています。

それはナゼか

 

それは「自分に自信が無いから」です

 

自分に自信が無いので、人の悪いところを見ても

自分も同じ状況であれば、同じことをする可能性がある、と思い

他人事ではなくなってしまうのです。よって必要以上には言わない、言えないのです。

 

行きつけのバーで先日こんなことがありました。

ある40歳前後の男性が、バーテンの女の子が好きで

店が終わる朝5時まで待っていて、お店の締め作業が終わったところ

お店の出口の前で待っていたそうです。

そして出てきたところをキスを迫りました

女の子がそれが怖すぎて泣き出してしまった、ということがありました。

 

その男性のことをどうしようもないクズだから

出入り禁止にするべきだ、と常連さんが言いました。

たしかにその女性にとっては、苦痛を受けたのは事実だし

咎められるべきかもしれません。

しかし、自分がもし40歳になり、奥さんも彼女もいない

ひどく孤独を感じ、どうしようも無い状況で

そしてひどく酔っ払っていた、として

同じことは絶対にしない!と言い切れるでしょうか。

自分は言い切れない、と思ってしまいます

そしてその人のことを、必要以上に強く非難できない

そんな人間大したでは無い、と思ってしまいます。

 

私は過去に恥ずかしい行為をし、警察にお世話になったこともありました

20歳になる前の、今思えば本当に未熟でどうしようもないクズでした

犯罪を犯す人の心理の一つとして「これ以外に方法は無い」

と思い込んでしまうと実行してしまう可能性が高くなります。

 

私たちに出来ることは、出来るだけ心に余裕を持つことと

いつだって沢山の選択肢がある、と心掛けることでしょうか。

精進したいですね